8月3日、4日の2日間、ただひたすら穴をほるプログラム「あなをほる」を実施しました。
今回ほる場所は、いつもほっていた場所より奥まった秘密の場所です。
はじめてほる場所なので、土の感じや、どこまでほれるのか?まったく予想がつきません。

参加者の小学生、中学生組は「あなをほる」の経験者です。自分たちがほってみたいところ、ここならほりやすいであろう場所を探し、ひたすらほり進めます。
はじめは、木の葉が降り積もってできた腐葉土が30~40㎝つづき一息にほり進めます。そこから砂と大きな石のゾーンに突入です。
場所によってはまったく水気もなくかたいままスコップやつるはしを入れるたびに手に衝撃が走る場所もあります。それでもひたすらみんな黙々とほり進めます。

お昼休み、愛知県陶磁美術館学芸員の佐藤さんから様々な土のサンプルを見せていただきながら、このあたりになぜ質の良い粘土が多くとれるのか?粘土の種類と陶磁器についてなどのレクチャーをうけました。「はじめてほる場所だから何が出るかわからないよ。ひょっとしたら陶器のかけらとか出てくるかもしれない。」と佐藤さん。子どもたちの目が輝きます。

大きな石や砂利のゾーンが終わったら今度は粘土ゾーンが現れました。粘土ゾーンにはなんと木の化石が含まれていました。水分を含んで感触としてはスポンジのようです。

二日間、ただひたすらあなをほる。
自分の身長をこえるあな。横にひろがったあな。まるくくりぬかれたようなあな。四角の階段がついているあな。

そして、何もなかったように埋め戻しました。