あのねっと 今号の特集テーマ 子育て、親育ち  

特集1 モニターの“ホントのところはネ”子育てをして自分はどう変わった?
質問1 初めて子どもが生まれたとき、どう感じた?
質問2 子育てをして、新たに発見した自分とは?
質問3 子どもに育てられたなあと感じることは?
質問4 子育てで大切にしようと思っていることは?
answer part2
K・H 31歳 主婦 豊田市 夫32歳 子ども3歳(男)

怒らない自分
1 小さくてかわいくて、大切に守ってあげたいと思った。でも、大切という気持ちは、生まれたときよりも日々、足し算になっていっている。
2 自分がやりたいこと、やってほしいことが中断されたりすると、とても怒れる自分。対大人だとそれほど感じないのに、「子ども」という意識があるからでしょうか。
3 怒るという方法以外でその場面をクリアできたとき。まだまだ、あとから反省することのほうが多いです。
4 叩かない。怒りすぎたときは、あとからでも謝る。大切に思っていることを伝える。
K・I 38歳 会社員 豊橋市 妻35歳 子ども5歳(男)・3歳(男)

相手の立場で
1 生まれてすぐ実感は湧かなかったのですが、生活を重ねていくことで子どもの存在が徐々に大きくなってきたように思います。こうなってほしい、こうだったらいいなあ、と子どもに対する期待が生まれてきました。
2 父親として尊敬される人間になりたい、という意識が高まりました。父親がネガティブでは、子どもにも悪影響を与えてしまうと考えるようになりました。
3 子どもにわかるように説明することの難しさを教えてくれています。逆に、子どもが興味を持っていることについては、私よりよく知っていることもたくさんあります。「相手の立場に立って」考えることを常に求められる日々です。
4 「人に迷惑をかけない」「ルールを守る」「うそをつかない」。人として生きていくうえで重要なことだと思います。自分自身が安易にこの3つを破ることはできませんし、子どもがこれらを守れなかったら、きちんと叱ってあげようと思います。あとは個性です。
スマイル 37歳 主婦 岡崎市 
夫37歳 子ども3歳(女)・1歳(女)

規則正しい生活
1 嬉しくて嬉しくて、愛おしくて、「生まれてきてくれてありがとう」「私を選んでくれてありがとう」という感謝の気持ちです。また、同時に自分の母に対して「私を今まで育ててくれてありがとう」という気持ちが湧き出てきました。私の宝物なので、何があっても守っていこう、味方でいようと心に決めました。
2 子育ては楽しいし、ふだんは子どもを叱ることも少ないのですが、娘のイヤイヤ期(2歳のとき)に、とっさに手を出してしまったことが数回ありました。まさか自分がカーッとなって叩いてしまうなんて…。そんな自分がショックでした。
3 子どもがいないときは、昼寝・TV・おやつの時間など、だらだらする時間が多かったが、出産後は子どもに合わせて自分の時間をつくるので、時間の使い方が上手になりました。娘の入園で規則正しい生活になりました。
4 常に「大好きだよ」と伝え、スキンシップをとっています。今の時期しかとれないだろうし、「愛されている」ことが身にしみて伝わってほしいから。
POPO 44歳 主婦 名古屋市 
夫47歳 子ども15歳(男)・13歳(女)・11歳(女)

竹馬に初挑戦
1 なんて小さくてかわいいんだろう!
2 子どものときに自分ができなかったことを、子どもと一緒に子どもの気持ちになって楽しめる。たとえば、竹馬に初挑戦して乗れるようになったり、コマ回しができるようになったり。ナスの花が紫色ということも知りました。
3 「そんなにいっぱい言ったって、いっぺんにできない」。ついつい小言を言ってしまいますが、ひとつずつゆっくりですね。
4 花の命、虫の命も大切。命を大切に。
Y・H 45歳 主婦 知多市 
夫46歳 子ども16歳(女)・14歳(女)・11歳(女)

積極的な自分
1 出産の大変さを感じ、親への感謝の気持ちが湧き上がってきました。自分の産んだ子なのに、授乳やおむつ替えなどが、なかなか思うようにできず、時間ばかりがたっていき、気持ちに余裕が持てないときがありました。
2 子どものころは、自分の考えを言ったり、人に何かを聞く勇気が、なかなか持てない内向的な性格でしたが、子どもを育てていると、子どもを守ったり、成長させたいと思う気持ちからか、積極的になれる自分がいることに気づかされました。
3 家事などの段取りが悪いのですが、娘が3人なので母親として少しでも子どもに伝えていけるよう、子どもと向き合ってやっていることが、自分の成長へとつながっているのかなと思います。
4 いろいろなこと、特に人の気持ちを自分で感じ取れるような子に育ってほしいと思い、子どもが小さいころは絵本を読んだり、歌を歌ったり、散歩をするなど、感性を育てることを心がけてきたつもりです。
アロエリーナ 33歳 主婦 犬山市 
夫29歳 子ども2歳(女)・0歳(男)

親も人生を楽しむ
1 子どもが生まれるまでに43時間もかかった疲れからか、「やっと生まれた〜」と思っただけで、涙も出ず、感動が薄かった。あとから「もっとお産を楽しめばよかった」と後悔。でも、子どもを産む過程で、主人との絆が強まったと思います。
2 「子どものためなら死ねる」とよく聞きますが、子どもを産んでそのことがわかったし、「あ〜自分もそんなふうに思えるんだ」って発見しました。
3 子どもを叱るとき。親の感情や気分でつい叱ってしまうことがあるのですが、子どもには必ず「理由」が必要で…。日々、怒ったあとに「これでよかったのか」と反省。子どもを育てながら、親も成長ですね。
4 「子どもがいるから…」を言い訳にしない。つい言ってしまうのですが、子どもは「そんなこと言われても」と思うはず。自分がやりたいことは、何とか手段を考えてやれるようにする。親は子どもの犠牲になる、みたいなのは、よくないと思っています。親が人生を楽しまないと!