あのねっと 今号の特集テーマ 子育て、親育ち  

特集1 モニターの“ホントのところはネ”子育てをして自分はどう変わった?
質問1 初めて子どもが生まれたとき、どう感じた?
質問2 子育てをして、新たに発見した自分とは?
質問3 子どもに育てられたなあと感じることは?
質問4 子育てで大切にしようと思っていることは?
answer part2
K・F 49歳 主婦 東郷町 夫50歳 子ども20歳(男)・15歳(男)

自分の心を見てほしい
1 生まれた瞬間は喜びしかなかった。次に思ったのは、無事だったことでホッとした。でも、授乳が始まったころから、赤ちゃんは教科書どおりではないというとまどい。そして、思うように事が進まないといういらだち。喜びと苦しさがないまぜになっていった。
2 自分は人間が好きだと漠然と思っていたのに、それはおごりだと実感した。他人は良い顔を私に見せてくれても、赤ん坊は本当の顔しか見せなくてショックだった。
3 第2子を育てているときに特に感じたのは、「待つ」ことができるようになったこと。カッコ良く言えば、信じて待つ、なんだろうけれど。第1子のときの経験で、ある程度予想がつくせいか、とりあえず待つ。でも、ダメだったらそのときに考えればいいか…と思えるようになった。
4 子どもが小さいときには「他人を傷つけない」だったけれど、最近は「自分の心をしっかり見てほしい」に変わった。自分の本当にやりたいことが探せるように。そのとき、他人を傷つけてしまうことがあるかもしれない。それを自分で受け止めて、それでもやりたい、と思えるものを見つけてほしい。
Mくんママ 37歳 主婦 名古屋市 夫38歳 子ども5歳(男)

私にもできるかも
1 自分が男の子の母となってしまった現実がなかなか受け入れられず、出産した日は生まれて初めて徹夜をして考え込んでしまいました。姉妹で育ち、女子校に通っていたため、成長していく男の子が理解できず、男の子のイヤな面が浮かんでしまい、子どもには申し訳ないのですが、100%喜びで迎えられない自分がいました。
2 子育てにはマニュアルがないと実感しました。男の子ってこうだと思っていたことが見事にくつがえされて、「これなら私にもできるかも」と自信が出てきました。マニュアルや固定概念にとらわれず、わが子なりの成長を見つめていこうと思いました。
3 子どもと接しているときにいつでも感じています。私が短気だっただけなのかとか、そこまで言わなくても子どもは理解していたとか。こんな私でも「ママだ〜いスキ!」と抱きついてくれると、もっと自分の精神的レベルを上げていかなくてはと感じます。
4 スキンシップ大好きっ子なので、いくつになっても求められれば、時間の許す限り抱きしめてあげたいです。子どものありのまま、思っていること、考えていることを理解できる存在でありたいと願っています。
ごまきら 34歳 主婦 岡崎市 夫33歳 子ども0歳(女)

今までと違う目線
1 結婚して8年目に授かった子どもだったので、「やっと会えた。生まれてきてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいでした。そして、この子を守っていかなくちゃという親としての自覚・責任を改めて実感しました。
1 いつも子どもと一緒にいるので、ひとりじゃないんだという気持ちを持てるようになりました。そして、以前より平日でも出歩くようになり、今までとは違った目線で世の中を見られるようになりました。自動ドアのありがたみなど、ちょっとしたところでも人の手を借りて、人の温かさを感じています。
1 私がイライラすると子どもに伝わるようなので、イライラしちゃいけないと冷静になれるようになりました。また、悪く言えばルーズになったかもしれませんが、この時間がダメなら次でいいじゃないかというように、時間に対してあわてることが減りました。
1 子どもとした約束は守ろうと思っています。まだ子育ては始まったばかりで手探り状態ですが、大人になって私たちの子に生まれて良かったと言ってもらえるように、子どもを裏切らないように子育てしていきたいです。
こっこ 38歳 公務員 長久手町 夫35歳 子ども3歳(男)・0歳(女)

「大好きだよ」
1 妊娠中は、子どもがかわいいと思えなかったらどうしようと不安に思ったこともあったのですが、生まれてきた子を見た瞬間、そんな不安はどこかへ飛んで行ってしまい、理屈抜きにただただ「かわいい!!」と思いました。
2 「私って案外、短気なんだ!」と思ったり、別の日には「私って案外、気長なんだ!」と思ったり(笑)。
3 まだまだ親として未熟な私なので、あまり思いつかないのですが、子どもの寝顔を見ていて、たまらなく愛しい!!と感じるときに、ふと私も人の子の親なのだなあと思います。
4 子どもに対して、「大好きだよ」「あなたのことを大切に思っているよ」ということをたくさん伝えていきたいと思っています。
A・S 34歳 主婦 長久手町 夫39歳 子ども2歳(女)

愛されていたんだな
1 うれしかったのと同時に、こわくなりました。私自身の悲しみや苦しみなどを思い返し、そういうことから子どもを守れるか、また人生の困難に立ち向かう強さを身につけさせることができるかと。でも、かわいい寝顔に、何が何でもこの子を守る!という気持ちがわいてきました。
2 自分の弱さに向き合えたことです。最初は、何もかもうまくできない自分を情けないと思っていたのですが、いつしかそういう自分を受け入れて、少しずつ乗り越えたいと思えるようになりました。
3 自分の弱さと向き合えたことで、精神的に広がりを感じました。また、子どもの素直さ、かわいらしさ、全身で甘えてくれる温かさに、私のほうが育てられていると思います。自分が育ってきたこれまでに感謝でき、親の気持ちを理解できるようになりました。
4 子どもが自分の育ってきた過程をふり返ったときに、自分は愛されていたんだなと思えるような、そんな日々を送りたいということです。子どもが困ったときや苦しいとき、一緒に悩み、励ましてあげたいと思っています。
秋田あや子 39歳 主婦 犬山市 
夫40歳 子ども15歳(男)・10歳(男)

子どもの視界で見守る
1 ありきたりだけれど「生まれてきてくれてありがとう」と思いました。
2 独身のころ、自分は子どもが大好きで、自分の子どもに対してもいつもやさしく接することができると思っていました。でも、実際には子どもにいろいろな希望を押しつけてしまって、もしかしたら子どもが好きではないんじゃないかと思い、自分勝手な部分を反省しました。
3 人に対して損得なしのやさしさを与えられる子どもを見ていて、それがどんなに尊いことであり、人として一番大切なことは思いやりだと再認識させてくれたとき。
4 子どもが不安でふり返ったとき、必ず見える位置で見守っていてやりたいと思っています。
I・S 41歳 パート勤務 名古屋市 
夫46歳 子ども15歳(男)・10歳(女)・8歳(男)

私を必要としてくれる
1 私は必要のない人間じゃないかと思っていましたが、私を必要としてくれる人が現れ、自信を持つことができました。私の転機だと思う。
2 独身のころは子どもが嫌いでしたが、自分の子も他の人の子もかわいいなと思うようになりました。自分の子に対してはなかなかできませんでしたが、他の子はほめてあげると、とてもうれしそうにするのがかわいいと思いました。
3 「子どもを信じて待つ」ということ。心配でいちいち口を出していましたが、この試練はこの子が乗り越えられると考えて神様に与えられていると思い、子どもを信じて待つことを覚えました。
4 あいさつ。帰ってくるときの「ただいま」や「おはよう」など。子どもには、キャンプなどいろいろな体験をさせてやりたいと思っています。
J・O 38歳 主婦 名古屋市 夫36歳 子ども2歳(男)

ひとりの時間
1 ただ、とにかく幸せでした。これから楽しいことがたくさんありますようにと願いました。
2 ひとりでいることの大切さを知りました。少しでも自分だけの時間を必要としているんだなと、改めて思いました。
3 我慢強くなりました。人との接し方を改めて教えてもらっているような気がします。
4 同じ気持ちで、スタンスで、口調で、やさしさを持って接していこうと思っています。
mako mako 34歳 公務員 名古屋市 
夫34歳 子ども4歳(女)・0歳(男)

手作りにこだわる
1 大人になるまでちゃんと育てられるだろうかと、不安が大きかったです。特に、主人が海外に単身赴任していましたので。でも、自分が守っていかないと…と強く思っていたと思います。
2 時間がなくても「手作り」にこだわる自分がいました。ピザ・パン・ギョーザなど、子どもが手伝えることはないかと考えて、作り方をインターネットで調べてやることが増えました。買うとラクで安いこともありますが、それ以上の良さがたくさんありました。
3 忍耐力です。カッとすることもがまんして、一呼吸おいて話をすることができるようになりました。また、カゼなどの病気に敏感になり、いろいろなことに注意するようになりました。
4 いろいろな経験を積ませてあげたいと考えています。ダンゴムシやテントウムシを捕まえてきて、「ママ、飼っていい?」と聞いてきたら、「いいよ」と言えるようにしています。そして、一緒に図鑑などで飼い方を調べています。私が知らなかったことも多く学ばせてもらっています。