汗かくメディア2020選考結果のお知らせ

アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム汗かくメディア2020選考結果のお知らせ

子どもたちに新しい世界の扉を開く、新しい「あそび」のきっかけとなる作品を全国公募し、このたび、3つの作品が「汗かくメディア賞」に選ばれました。

愛知県児童総合センターは、屋内型大型児童館として1996年に開館し、常に子どもたちに新鮮な驚きと発見をもたらすあそびの開発を行なってきました。その一環として、開館以来「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム」として、アートの視点による新しいあそびの提案を永年、全国公募してきました。一旦公募に区切りをつけ、2019年募集再開を機に、さらに[アート]と[あそび]と[メディア]の原点に立ち返り、子どもたちが新鮮な視点で世界に主体的にかかわり、新しいコミュニケーションや表現を可能にするあそびのプログラムやあそび環境への提案を今後も期待し続けます。

2020年1月14日から3月3日まで『アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2020 汗かくメディア』と題し、さまざまなメディア(媒体)による作品の全国公募を行ない、21作品の提案がありました。

審査の結果、下記の3作品を、『アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2020・汗かくメディア賞』として選考しました。
選考された作品は、新生「汗かくメディア」として2020年10月17日[土]から11月1日[日]の期間、愛知県児童総合センターで、子どもをはじめとした幅広い方々が体験できる参加型展覧会として実現します。

今回、「汗かくメディア2020」作品募集事業の選考結果通知段階で、当センターの過失により混乱を生じさせてしまいました。応募して頂いた方々を始め関係者各位に多大なるご迷惑をおかけしたこと、ここに深くお詫び申し上げます。
今後、このようなことが無いよう体制を整え、細心の注意を払って業務に取り組んでまいります。この件でご不快な思いをさせてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。

きょくせんとちょくせん [ 垂谷 知明 ]
■作品説明

「きょくせん と ちょくせん」は、人生ゲームと将棋を掛け合わせたようなゲーム性があり、子どもも大人も誰にでも描ける絵画です。ふたりでペアを組んで、交互に曲線と直線を描きながら、連想ゲームのようにイメージを出し合います。山や海、みかんにペリカン、天使にかぐや姫、遭難してウグイス、踊り子号に水芭蕉―。そんな、めくるめく二人の冒険のプロセスが、一枚の絵となり、物語となって結晶化されます。

■プロフィール

垂谷知明は1984年京都府舞鶴市生まれ。2007年大阪芸術大学卒業。彼は作品を通して、「変容」をキータームに、独特な方法で「他者」との交流を試みながら「私とは何か」を問い続けている。主な賞歴に、「YOUNG ARTISTS JAPAN Vol.2」(藤本治聖・小山登美夫賞)、「第11回 大黒屋現代アート公募展」(入選)、「第19回 グラフィック 1_WALL」(ファイナリスト)等、数多くの賞を得ている。 彼の作品は、国内外で展示され、作品の主な収蔵先に、ピゴッツィ・コレクション、香港文化博物館がある。

heartbeat plus [ 勝部 里菜・内山 俊朗 ]
■作品説明

heartbeat plus(ハートビートプラス)は、心拍数の上げ下げを用いたあそびです。心拍数とは1分間に心臓が拍動する回数のことで、子ども大人に限らず人間を含む全ての動物に存在するものです。心拍数はとても身近なものですが、普段あまり意識することはなく、自分の意思で完全にコントロールすることも難しいです。このような心拍数の特徴を利用して、みんなで楽しめるあそびにしたのがこのheartbeat plusです。

■プロフィール

[勝部 里菜]筑波大学 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 博士後期課程 デザイン学学位プログラム 1年/筑波大学 大学院 人間総合科学研究科 博士前期課程 感性認知脳科学専攻 修了
[内山 俊朗]筑波大学 芸術系 准教授/筑波大学 大学院 芸術研究科 デザイン専攻 修了

おふとんDJ [ 大久保 拓弥 ]
■作品説明

布をこすったときの音、布と布のこすれる音を集音し、DJのスクラッチプレイに見立てる作品です。
参加者は、ターンテーブルを模したベットに寝転び、手足を動かして布をこすります。
布をこするスピードやタイミングを変えることで音の高さやリズムが変化します。
毎日利用する服や布製品から出る音を普段意識することはほとんどないですが、この作品を通して、それぞれの素材が持つもう一つの側面の面白さを認識してもらえたらと思います。

■プロフィール

1993年生まれ/愛知県出身。
アート・デザインなどの分野にとらわれず、プログラミング・グラフィック・WEB・映像など様々なメディアを用いた作品を手がけています。