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汗かくメディア2013公開展示

◎汗かくメディア2013公開展示

愛知県児童総合センターは、1996年の開館以来、「アートと遊びと子どもをつなぐプログラム開発」として、子どもたちがアートを介して、五感を駆使し、新たな《人・環境・素材・発想》と交流する「遊具」や「遊びのプログラム」を全国公募してきました。私たちがアートに着目したのはアートに内在する、固定観念を問い直し自由に発想し表現する姿勢が、子どもの成長の力となる[遊び]と多くの共通点を持つと考えるからです。
2007年からは、「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム」として、子どもたちをキーボードやディスプレイに張りつけてしまうのではなく、むしろそこから開放し、汗をかきながら、身体全体で現実の新しい世界に主体的に関わっていけるようなメディアプログラムを全国公募しています。
今年も、全国から23の提案をいただき、選考会によって「汗かくメディア賞」が決定しました。2013年9月14日(土)〜9月29日(日)の期間、「汗かくメディア賞2013」受賞3点を公開展示します。愛知発「世界で初めての遊び」を体験してください。

企画終了

今年もたくさんの子どもと大人が遊んでくれました。

『アートと遊びと子どもつなぐメディアプログラム2013・汗かくメディア賞』

おスイッチ はんだコテコテ

汗かく2013おスイッチ

スイッチを押したら何がおこるかためしてみよう!タッチパネルなどが普及する中、あえて機械的なスイッチが持つ感触や音などの心地よさに着目しました。様々な動きをするスイッチに触れ、触覚・視覚・聴覚で楽しむ空間を提案します。スイッチを押すことで体を動かしたり考えたりして、感触や操作の反応を楽しのことのできる作品です。

【プロフィール】ガジェット好きな学生3人で結成された、メディアクリエイションユニット。 作品をとおしてマンマシンインターフェイスのあり方を模索する。 メンバー:市野昌宏、金原佑樹、二宮諒



光のコンパス:まるの王様、だーれだ!

椎橋怜奈+関りん+MoonWalkers

汗かく2013光のコンパス

《光のコンパス:まるの王様、だーれだ!》は、体を使って光のまるを描くあそびです。大きなコンパスを使って上手くまるを描くことができると、光のまるが飛び出します。遊んだ体験をとおして、いつもの風景のなかにも図形や面白いものを発見する力が養われるきっかけとなれればと願っています。

【プロフィール】椎橋怜奈と関りんは立命館大学大学院映像研究科望月研究室在籍。 同研究室メンバーによるメディアアート制作集団MoonWalkersと一緒に、日々新しく面白いことを作っています。 モットーは「月に足をつけて考える」。2013年3月「月に足つけて考えて展」。 http://moonwalkers.jp/



ジロジロ・キョロキョロ 藤堂高行

汗かく2013ジロキョロ

コンセプトは「生きもののような作品と戯れる」ことです。大きなふたつの目玉はまばたきしたり、瞳孔が開いたり縮んだり、本当の目のような動きをします。この大きな目玉がこちらに視線を向けることで、巨人がこちらをじっと見つめているような、あるいは自分が小人になって人に見られているような感覚になります。ぜひ、この大きな目玉と戯れて遊んでください。

制作協力:石郷祐介、中上淳二、三井所高成(五十音順)

【プロフィール】1985年生まれ、神戸市出身。
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)在学中。
最近は「視線」をテーマにロボット作品などを展開している。