エキゾチック—ひかりのまち

アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム関連企画エキゾチック—ひかりのまち

終了しました

  • 会期
    2009年2月6日(金)から2月15日(日)まで
感覚とディジタルメディアをテーマに親子が体験できるアート

遊びプログラム開発の一環として、[エキゾチック—ひかりのまち]を開催します。

 

フリフリボックス〜増殖中〜
ELEFUNTONE(エレファント)

小さいボックスに聴診器を付け,その中にいろんな物を入れて音を楽しむ「フリフリボックス」のミックス版.地球上にあるちいさな物をフリフリボックスに入れて,オリジナルのフリフリボックスを作ります.みんなが作ったフリフリボックスをどんどんつなげて,フリフリボックスを大きくしていこう.みんなで作ったフリフリボックスの音を聴いてみよう!地球上の物の音を一気に聴いてしまいます.どんな音がするんだろう?

water drawing—ファンタム
大崎のぶゆき

ドローイングが溶けて崩壊する映像の連続で構成されるインスタレーションです.モチーフになっている少女達は雑誌やインターネットなど様々な媒体から集められ,スパンコール,ビーズ等を使いながら描きおこしています.情報やデータ,イメージとして永遠の空間を浮遊する彼女達の存在を「ファンタム(亡霊)」として捉え,また大画面で投影され等身大以上に引き延ばされた彼女達が溶け崩れていくイメージで満ちた空間によって,現実と非現実との境界面を創り出し,私が感じる世界のリアリティを表現します.

ワンコンカー
岡川卓詩

ひとつのコントローラーでたくさんのラジオコントロールカーを操縦します.でもそれらは,命令はひとつのはずなのに同じ動きをしません.一台ずつがちょっと違う動きをします.そんなわがままなラジオコントロールカーを使って,二人で対戦ゲームをします.どんなゲームかは,ここではまだヒミツです.みなさんは言うことを聞かないラジオコントロールカーたちをどこまで,まとめ上げることができて,このゲームに勝つことができるのでしょうか?

try to touch!
兼田貴子

季節や気持ちなど,わたしたちのまわりには移ろうものがたくさんあります.また世界のあらゆる人や物などは,さまざまなスケールでわたしたちの前に姿を現しています.《try to touch!》は展示されているイメージを見ながら,手元にあるデジタル・ツール(iPod touch)を指でさわってみる作品です.あなたの指の動きで,画面の中にある時間やスケールの変化をたのしんでください.(協力:馬場暁子)

point of view
河原崎貴光

slit movie sequencer

いくつかの映像がありますが,それらは全て一つの出来事です.
物の見え方はひとつではありません.
時間もひとつではありません.

undercurrent
circle side

アンダーカレントとは,直訳で「底流」という意味であり,表面にあらわれない流れや成り行きのことを指す「暗流」という意味もあります.これは,ジャズ用語のインタープレイにあたります.インタープレイとは,複数のアーティストが,お互いにインスパイアしあって,クリエイティブなプレイをすることを言います.水と音によるこの作品は,まるでインタープレイしているかのように常に変化していきます.さらに,みなさんが鑑賞することによって,鑑賞者と作品とのインタープレイも加わります.水の広場を,館内から鑑賞してください.

Filtering Location
定国伸吾+勝島真悟

会期中,定点設置したカメラからの入力画像を,色,距離,時間などでフィルタリングし,画像としてアーカイブしていきます.アーカイブした画像データは,メタデータをもとに,マップ,映像,グラフなどに変換され,複数のモニタに出力されます.出力は,もととなるデータが展示期間を通じて常にアーカイブされることで,常に更新され続け,徐々に場所の性質を明らかにしていきます.

まわる,うつる,ひろがる/土の音
スイッチ+渡辺泰幸

「まわる,うつる,ひろがる」は独楽(こま)を使った装置です.遊び道具の独楽にコンピュータという新しいメディアを組み合わせてみました.独楽をまわすと映像がうつりかわり音がひろがります.古いものの良い所と,新しいものの良い所がまじりあって創造的なものが出来上がるかもしれません.
渡辺泰幸の作品「土の音」にスイッチメンバーの外山貴彦がデジタルツールを組み込みました.「土の音」は空洞の音の出る作品です.素材は主に土です.そこからでる音たちは,時には後を追いかけ,時には騒ぎだし,時には静かになります.

うちゅうせん
HIEI & ☆夢宙屋(COLONY)

うちゅうから来た乗り物をコンセプトに空間をつくります.こどもたちの出した声や音がデジタルエフェクトによりいろいろな音に変化して空間に広がります.そして,その音たちが「音で光をコントロールする機械」を通して「魔法のランプ」の光を動かしていきます.音と光が手を結び,眼に観えるモノと観えないモノ,あっちの世界とこっちの世界,夢次元へと導きます.

re-cords
伏木啓+井垣理史

建物内部と外部のあいだにトンネル状の空間を設営し,映像をプロジェクションします.現実の風景と,映像として映し出された風景を重ねることで,複数の時間が織り込まれた場所をつくり出します.

※プログラム内容は予告なく変更することがあります