汗かくメディア2026選考結果のお知らせ

アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2026汗かくメディア2026選考結果のお知らせ

  • 2026選考結果
  • 2026公開展示

子どもたちに新しい世界の扉を開く、新しい「あそび」のきっかけとなる作品を全国公募し、このたび、3つの作品が「汗かくメディア賞」に選ばれました。

愛知県児童総合センターは、屋内型大型児童館として1996年に開館し、常に子どもたちに新鮮な驚きと発見をもたらすあそびの開発を行なってきました。その一環として、開館以来「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム」として、アートの視点による新しいあそびの提案を永年、全国公募してきました。一旦公募に区切りをつけ、2019年募集再開を機に、さらに[アート]と[あそび]と[メディア]の原点に立ち返り、子どもたちが新鮮な視点で世界に主体的にかかわり、新しいコミュニケーションや表現を可能にするあそびのプログラムやあそび環境への提案を今後も期待し続けます。

2026年1月20日から3月21日まで『アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2026 汗かくメディア』と題し、さまざまなメディア(媒体)による作品の全国公募を行ない、49作品の提案がありました。

審査の結果、下記の3作品を、『アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2026・汗かくメディア賞』として選考しました。
選考された作品は2026年10月中に愛知県児童総合センターで、子どもをはじめとした幅広い方々が体験できる参加型展覧会として実現します。

 

 竹プロジェクターのヒカリの庭 [ tesagritto(てさぐりっと)]
■作品説明

私たちが手作りした「竹プロジェクター」で身近な自然物や自分で描いた絵を投影して光と影で遊ぼう!秘密基地のような空間をさまよいながら、竹プロジェクターを手に持っていろいろなところを照らしてみよう。自然素材に触れながら、表現する喜びを五感で体験することで、子どもたちが日常や自然の中に潜む意外な形や、変化する景色を作り出す面白さを発見する場を創出します。

■プロフィール

静岡県三島市在住の二村有音(美術家)、永冶晃子(美術家)、住麻紀(デザイナー)の3名による、「手さぐり」を大事に、いろいろな場所へ作る楽しさ、よろこびをお届けするアートコレクティブです。

 カラダ、どこまでいくの!?展 [福島頌子+火野7]
■作品説明

「足を上げる」と「腕を回す」が同時に聞こえてきたら、あなたの体はどう動くでしょうか?
もしあなたの身体に尻尾があったら、あなたはどう歩くでしょうか?
本企画は、「指示に従って動く身体」と「想像によって拡張される身体」をテーマにした参加型プロジェクトです。
会場では、流れてくる音声の指示に従って、実際に体を動かしてみます。
同時に、「もし自分の体に尻尾があったら?」というお題で、子どもたちは自由に理想の尻尾を考え、つくります。
尻尾を身につけた身体は、どんな風に動きたくなるのか。
そして、その身体に動き方の指示を受けることで、どのように動きが変わるのか。
思い通りにいかない動きや、思いがけない動きが生まれる瞬間を、体験しながら探っていきます。
体験と想像を行き来しながら、身体の新しい可能性をひらく実験です。

■プロフィール

福島頌子
ダンサー・振付家。
作品発表や公演主催、即興パフォーマンスなどの活動を展開。
現在は、「純粋にダンスするということ」と、「私という身体が踊ることで立ち上がる社会性」のあいだにあるダンスを思考・実践している。

火野7
熊本県出身。幼少期からバレエやジャズダンスを学び、カリフォルニア芸術大学にてコンテンポラリーダンスを専攻。現在は、関西を中心にダンサー/振付家として活動中。身体の制限・拡張から生まれる動きに興味を持ち、創作を行う。

 たわみのかたち [ 上浦佑太]
■作品説明

厚紙を帯状にカットして、その両端を持ってくるりとひねると滑らかな曲面が生まれます。これを角柱に固定すると「たわみのかたち」が生まれます。みんなで作った作品を一堂に並べ、互いの形に宿る空間性の違いを観察してみましょう。角柱に対する帯の角度や位置をほんの少し変えるだけでも、全く異なる曲面が現れます。

■プロフィール

筑波大学芸術系構成領域教員。作り手自身が設定したルールのなかで意外な形が生まれるタイプの表現(=かたちあそび)に関心を持っています。