特集 連載「モニター'S VOICE」

「子どもへの対応で後悔したことありますか?」
このタイトルに基づいてモニターの方々から、
子どもへの対応について後悔していること、
してしまったことなど、心にたまっている思いを寄稿していただきました。
さて、あなたはどんな思いをお持ちですか?
質問項目
子どもへの対応で後悔したことや、親子関係で不安に思っていることがありますか?
それが子どもとの関係に影響をおよぼしていると思っていますか?又どんな影響ですか?
夫や両親や周りの方に、そのことで相談や話しをしましたか?どういう反応が返ってきましたか?
今後どう解決したらよいか、又どうしたいか、考えがあればお書きください

●家族構成/夫(34才)・長男(3才)・長女(0才)・義父(65才)・義母(63才)
長男が2才の時に夫の両親と同居。きれい好きの義父はその長男に、おもちゃを片づけてなかったりご飯をこぼしたりすると、よく小言を言いました。2才の子にと思いながらも言えなかったし、子どもにも何も言ってあげられなかった。
今のところは長男も忘れて平気な顔をしているので、特に影響があるとは思っていない。しかし、かばってくれる人がいないと、子どもは不安に思うのではと心配はしています。
夫と実母に相談。夫は義父に、あまり小言をいわないでほしいと言ってくれた。実母には、義父と一緒に子どもを責めたりしないで、やんわり子どもをかばってあげなさいと言われた。
子どものしつけに関わってくるので、まずは私が義父に変な遠慮をせずに話ができるようにしていかなければと思います。義父が子どもに小言を言ったら私がその場でかばい、私が叱ったら義父の所へ逃げていけるような関係にしていきたいと思う。
(M.K. 32才 主婦 名古屋市)
●家族構成/夫(34才)・長男(4才)・次男(1才)
長男はとても横着で、言葉で注意してもへこたれず、言うことを聞かなかったりするので、つい手が出てしまう。一度手が出ると、次に出るのが早くなってしまう気がする。手を出さないとやめない長男を力で抑えてしまう自分に、後悔とイライラで一杯になる。
深い影響はないと思うが、ひんぱんに叩いた後で何げなく頭をなでようとすると「叩かれる」と思って逃げる格好をされるので、とても反省している。
夫には、ケガをするほど叩くのは論外だが、生活の中で叩いてしまうことはどうしてもあるし、子どものタイプにもよるのではと言われた。日頃の親子関係が安定していれば、「叩くこと=絶対してはいけないこと」という図式にはまらないこともあるのではとも。
長男は「理屈」が少しずつ分る年齢になってきたので、まず「話し合い」を心がけたい。思春期までの長いスパンで子育てを考えた時、「親に話してもどうせ分らない」と言われる状況にだけはならないようにしたい。
(にこる 34才 主婦 名古屋市)
●家族構成/夫(36才)・長女(4才)・次女(2才)・長男(0才)
自分が精神的に追いつめられた時(母親同士の付き合いや夫の実家に行った時)に、子どもにあたってしまった。冷静な時は何とも思わないことが気になり叱る。また子どもの前で夫婦げんかをした。
気分で対応した後に、子どもたちは私の顔色をうかがっていた。また保育園で友達や保母に「父と母がけんかする」とこぼしていた(苦笑)。かなり気にしていたらしい。
夫/ストレスがたまるのなら、付き合わなければいいと言われた。いろんな人がいるし完璧な人はいないのだから、多少は目をつぶらなくてはとアドバイスされた。友人/自分にも経験があり、子どもが大きくなると目前で下手なことはできなくなると言われた。
子どもは自分の持ち物ではないのだから、違うところでストレスを発散しなくてはと思う。最近、相田みつおの『子育てたように、子は育つ』を寝る前に読み、自分を戒めようとしているところです。
(K・A 31才 主婦 蒲郡市)
●家族構成/夫(32才)・長女(7才)・長男(3才)
下の子にはゆとりをもって接することができるが、娘には厳しく感情的になり怒ってしまう。娘の人格形成には母親の影響が最大だと思うし、娘をもっとかわいがってやりたいと思うが、行動は反対になっているようで「ごめんなさい」といつも思っている。
普通に話しかければ娘も普通に対応できるが、私にはこれが難しい。娘は本当はやさしい子だと思うが、今の環境では、口調が荒くなり下の子に嫉妬しているようです。気持ちを理解してあげても、娘は安心できているのか、また潜在意識を傷つけていないか心配。
実母は心配しているようだが、私にはありがた迷惑でかえって重荷である。私と実母の信頼関係がうまくいってないので、その言葉を素直に受け入れることができない。私と娘の関係はこの様になりたくないです。
私の未熟さが原因で娘に負担をかけているので、あせらず時間をかけて親子関係を作っていきたいと思います。私のような思いを娘にはさせたくない。でも子育てって本当に親を成長させてくれます。「本当にありがとう」といつも思っています。
(Y.Y. 32才 主婦 愛知郡長久手町)


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