特集 実感!!Special Edition

子どもの救済と子育て支援の現場を訪ねて。
育ち合える仲間がいれば、
わが子に手をあげないですむ。
でも、緊急時にはプロの力を借りて。

親子の居場所「ビーンズ」。
アドバイザーを務める白石さんと参加者の方たち
アドバイザーを務める白石さんと参加者の方たち
「やっぱり2人目ができたことかな」
「私は憧れのブランドのバッグとスーツを買ったこと(笑)」
「うちは夫が入院するという初めての経験をしました」……。
 名古屋市中村区で開かれた親子教室「ビーンズ」の定例会。1999年最後の集まりということで、お母さんたちは座卓を囲み、持ち寄った料理を子どもと一緒に食べながら、わが家の重大ニュースを語り合う。
 「ビーンズ」は、育児不安の解消や本音で話せる仲間を求めるお母さんたちのために、市民団体のCAPNA(キャプナ=子どもの虐待防止ネットワーク・あいち)と、子育て支援のNPO「まめっこ」が協力して1998年4月にスタートした。現在、12組の親子が参加し、週1回「まめっこ」のメンバーが進行役となって、遊びとトーキングを行い、CAPNAの運営委員である白石淑江さん(同朋大学社会福祉学部助教授)がアドバイザーを務める。
 また「まめっこ」のスタッフには栄養士をしている人がいて、毎回のおやつはアレルギー体質の子にも配慮しながら、手作りで用意。さらにボランティアで、大学院生の男性ひとりが、子どもの世話やトーキングの話題提供などを手伝っている。
親子教室「ビーンズ」
親子教室「ビーンズ」


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