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豊田市初の病児保育室
 「子どもが病気なのに会社を休めない。保育園では預かってくれないし、実家は遠く離れていて頼りたくてもできない」。そんな子育ての難局を救ってくれるのが、病気の子どもを一時預かる病児保育室。
 「すくすくの森」は、小児科医院「すくすくこどもクリニック」の併設施設として2005年3月にオープンした豊田市初の病児保育室である。冬のある日、「すくすくの森」には風邪の症状がある幼児が8人。看護師や保育士の世話を受けながら、遊具で遊び、ランチルームで昼食をとったあと薬を飲み、別室でお昼寝。昼ごろ、子どものお母さんから様子を尋ねる電話が入り、担当スタッフが応対する。
 「保護者の方には1日に1回、都合のいいときに連絡してもらうようにしています。お子さんの病状をお伝えするだけでなく、治療方針の相談などをしたい場合もありますので」とスタッフの赤星真子さん。
 病児保育とは、単に子どもが病気のときに、保護者に代わって世話をすることではない、という。全国病児保育協議会のマニュアルによると「病児のすべての発達ニーズを満たすために、保育士・看護師・栄養士・医師などの専門家集団が保育と看護を行い、子どもの健康と幸福を守るためにあらゆる世話をすること」としている。愛知県内にある病児保育協議会加盟の病児保育室数は2007年1月現在15で、主に医療機関併設型と保育所併設型がある。
部屋とスタッフを分けて感染予防
利用は前日までに予約を
 「すくすくの森」オープンのきっかけは「子どもを保育園に預けるために解熱剤を与えるのではなく、無理せず少しずつ病気を治していく方法があるのでは」という、クリニック医師の提案。原則的に病児2人に対してスタッフ1人の割合で世話をする。他の子に感染しないよう病気によって部屋を分離し、担当スタッフ間の接触もないようにしている。「1施行、1手洗い」をはじめ、ペーパータオルや使い捨てガウンの使用なども徹底。監視モニタで各部屋の状況を常時確認し、子どもの様態が悪くなった場合はクリニックの医師が診察・処置をする。
 利用者は開設1年目の昨年度より増加。入院するほどの病状や予防接種を受けていない場合を除き、これまで受け入れた子どもの病気は、水ぼうそう・胃腸炎・インフルエンザなどさまざまである。利用するには、事前登録をしたうえで前日までに予約することが必要。利用当日は、お迎え時の合言葉を決め、防犯に備えるとともに楽しい雰囲気づくりをしている。お迎え時には、担当スタッフから子どもの1日の様子が伝えられる。
 保育室の事前見学を勧めていて、「元気で余裕があるときに見学し、病気になるのも悪いことばかりではないかも、と思ってもらえれば」と赤星さん。保育園の入園手続きと同時に登録しておくと安心かもしれない。
「柔軟な対応が助かります」
橋爪貴裕さん・匡子さんご夫妻 (お子さんは1歳)
共働きのため保育所に通い始めた矢先、子どもが体調をくずして「すくすくの森」を利用するようになりました。面接で子どものことを詳しく尋ねてくれましたし、隣に医院もあり、看護師さん・保育士さんなどプロの方が見てくれるので安心です。幸い子どももすぐに慣れてくれました。保育室での様子を教えてくれるので帰宅後の世話に役立ちますし、どうしてもお迎え時間に間に合わないときでも柔軟な対応をしてくれるので助かります。子どもの様態は夕方以降に急変することがあるので、できれば当日朝の申し込みで午後からでも預かってもらえるとありがたいですね。市内の病児保育ネットワークがもっと充実するといいと思います。

病児保育室 豊田市「すくすくの森」

【連絡先】
豊田市東山町2-2-9
TEL&FAX 0565(80)1633
ホームページ http://www.sukusuku.jp
【施設概要】保育室・隔離室3室・安静室・ランチルーム・絵本の部屋など
【サポート内容】
●利用の流れ
(1)事前登録
(2)予約
利用の前日までに電話で予約(午前8時〜午後5時)。月〜金曜日は病児保育室、 土・日曜日はクリニック(0565(87)3939)まで。定員10名(豊田市委託枠は4名)。医師の診察を受け、その結果書類と一緒に保育室に利用申込書を提出。
(3)保育室入室(医師の診察)
本人・保護者・医師・担当スタッフ間で治療方針の確認。
(4)保育
看護師・保育士が子どもを預かり、必要に応じて医師が診察・処置。
(5)お迎え
保育中の病状などを看護師や保育士が報告。
●利用時間
午前8時30分〜午後5時。延長は午後7時まで(前日までに予約)。
●利用料金
豊田市内の幼稚園・保育園在園児、学童保育児などは1日2,000円、
その他は1日4,000円。延長保育は30分500円。
●利用できないケース
定員となった場合、入院が必要な病状、麻疹。
※病児保育の他に、病児と親をサポートする「母子同室利用」もあり。
【情報誌】
病児のケア方法などを掲載した「すくすくの森だより」を年4回発行。