ものにはみんな温度があるね。あったかく感じるものと、冷たく感じるもの。君たちの身近にあるものを、手でさわって感じてみよう。毛布、ノート、鉛筆、壁、ティッシュ、ガラスコップ、それに、友達の手も。自分の手よりあったかい手、冷たい手。同じ人でも、日によって違うよ。
友達と握手して、連続10回ギュッギュッと握りあっこしてみよう。お互いの手が、暖かくなってくるのがわかるかな。
コチョコチョくすぐられると、笑えてくる。くすぐりっこして、思いっきり笑いあったら、ほらね、体がポカポカ。
本は好き?本を読みながら、自分が主人公の気分になったり、その場面を想像してワクワクしたりドキドキしたり。頭の中に思い描くって、楽しいことだね。じゃあ、思うものをあったかい食べ物にしてみたらどうなるんだろう。フーフー、アツアツの焼き芋や肉まん、ラーメンなど。これって、ピーターパンのお話に出てきた子供たちの食事のシーンに似てるでしょ。おいしいものを想像して、食べるまねをしてると、だんだん体が温まって、おなかもふくれてきちゃうんだ。おもしろいから、試してみて!
お父さんやお母さんの子供の頃からあるあそび、おしくらまんじゅうは、いろいろなやり方があるよ。みんなが住んでいるところでは、どういうおしくらまんじゅうをしているかな。あそび方を、あぶらぶ担当に教えてね。
外の人は外向きに、スクラムをしっかり組んで、まんじゅうの皮になる。中の鬼たちは、あんこになる。皮たちは、あんこたちを押しつぶす。
皮の人たちは、内側に向いて、手をしっかり握って、スクラムを組む。中のあんこ(鬼たち)は、リーダーの「ガチャーン」の合図で外に逃げ出す。このとき、くぐるだけで、またいではいけない。
外向きにスクラムを組んでいる人たちを、鬼が一人ずつごぼう抜きにしていく。力ずくのスクラムくずしといった雰囲気。
地面に円を描き、鬼を一人残して、他の人たちは全員中へ入り、外向きにスクラムを組む。鬼がタッチできないように、押し合って小さくなる。タッチされたら、外に出て、鬼が増えていく。