濃いカゲ、薄いカゲ、はっきりしてるものや、ぼんやりしたカゲ。時間によっても、いろいろ形が変わるね。自分の住んでる所やいつも遊んでる場所に、どんなカゲができているか、さがしに出かけてみよう。
手を組み合わせたり、何かものをプラスしたりして、カゲを作ったら、ほらね、見えてくるよ、いろんな形。カニ、犬、キツネ、かたつむり、やかん、ネコなど。江戸時代の子供たちも楽しんでいたという昔ながらのカゲ絵あそびに、トライしてみよう。家の中はもちろん、外で、物干し竿に、シーツを広げ、太陽を背にして、カゲを作るのもおもしろいよ。体全体で、形の表現もいいね。何の形か、みんなで当てっこしてみよう。
自分のカゲを踏まれたら鬼になっちゃう、みんながきっと一度はしたことのあるカゲ踏みあそび。カゲを踏む時、サッカーみたいに、過激にキックすることもあるから、カゲ・キックスって呼び方はどうかな。夏の夕方、ちょっと涼しくなってくると、カゲも長くなってくるよ。みんなで、広場に繰り出して、さあ、カゲ・キックス! 暑さに負けずに、走り回ろう。
同じものでも、光の当たり具合で、カゲの形がいろいろ変わるよね。長くなったり、短くなったり、ゆがんだりした、おもしろいカゲの形を紙に写し取ってみよう。元の形が想像できないくらい、ユニークなカゲができるかな。また、何人か集まって、カゲを写し取ったら、当てっこあそびをしてみよう。各自切り取ったカゲを持ち寄って、その切り取ったカゲの形から、元の形がどんなものか当てるあそびだよ。案外、むつかしいよ。