
子どもたちが健全に発達するためには、遊びが重要な役割を担います。自由に自分を表現し、認められ、受け入れられる体験をすることや、遊びという緩やかなルールの中で、他者との間で自分自身を確かめることは、自分の感性に自信を深め、自分自身の確かな存在を持つ基盤となります。
愛知県児童総合センターは、1996年の開館以来、全身の感覚をフルに発揮し、新しい「気づき」を促す新鮮な遊びのプログラムを数多く行ってきました。同時に、「アートと遊びと子どもをつなぐプログラム開発」として、子どもたちがアートを介して、五感を駆使し、新たな[人・環境・素材・発想]と交流することにより、[遊び]を活性化させるプログラムを公募するなど、様々な遊びを創りだしてきました。
愛知県児童総合センターが子どもたちの想像力を刺激する遊びの仕掛けとして[アート]に着目するのは、アートに内在する、固定概念を問い直し、自由に発想し表現する姿勢が、子どもの成長の力となる[遊び]と多くの共通点を持つと考えるからです。
「小さい美術館」は、センター内につくられる小さな展示空間で、絵と向きあう場です。そこにアート、見ることの原点があり、そこから始めて「見ることをあそぶ」プログラムを考えていきたいと思います。
この企画は、今年の8月21日から始まる国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2010」の普及・教育事業の一環として行う、子どものためのトリエンナーレ『キッズトリエンナーレ』のプレイベントとして実施するものです。

あいちトリエンナーレとは3年ごとに定期的に開催する国際芸術祭です。「都市の祝祭Arts and Cities」というテーマのもと、2010年8月21日(土)から10月31日(日)まで、愛知芸術文化センターを主会場に開催します。現代美術作品の展示や舞台芸術の公演によって、世界の最先端の動向を紹介するとともに、わくわくするような高揚感のある雰囲気を演出します。愛知・名古屋の文化のシンボルとして皆様に親しまれるようなトリエンナーレになることを目指しています。公式ホームページ http://aichitriennale.jp/