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遊びプログラム開発

汗かくメディア‐アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム2010選考結果

RIPPLE [林 桃子, Villavicencio Paul]

RIPPLE(リプル)は,人々の動きとその影響を探るインタラクティブなインスタレーション作品です.RIPPLEとは,さざなみ,さざなみのように広がる連想,影響,電気の波動という意味があります.この作品では,自分自身とそれをとりまく周り環境の中で起きてくる内的・外的な影響という RIPPLEを,身に付けたセンサーを介して,スクリーン上に視覚化します.

作品説明

作品は,それぞれの人が身に付けるウェアラブルセンサーデバイスと,サーバー,スクリーン映像でできています.センサーを通して,人の動きや,他の人との距離などの情報をリアルタイムに取得して,それらをグラフィカルに映像に反映させます.
RIPPLEの最小単位は,ドット(まる)で表わされています.色の違いは,それぞれ異なる人を意味しています.映像自体は,人の動きに反応して変わり,お互いの距離が近づくとセンサーが近接信号を出し,それらに対応するドットは近づき,色が混ざっていきます.
人の動きと映像の関係では,動きにともなって徐々に映像が変化してくなかで段階的に気付きが起きるようなインタラクションを考えました.はじめは,自分自身の動きから映像の変化に気がつき,次に動き回ってみて他者との距離によって映像が変わることに気がつきます.最終的には,身に付けたデバイスから近づいたことを示す光が放たれるようになっています.
 あそびの流れは,2,3人以上そろったらウェアラブルデバイスを身につけ,スクリーンの映像を見ながら体を少しずつ動かしてみます.映像の変化に気がついたら,周りの人との関係を気にしながら歩き,人に近づいてみたりしながら変化する映像をじっと眺めます.自分の体のライトに光りがついたら,後は自由に気の向くままに...

プロフィール

・林 桃子(ハヤシ モモコ)
1978年埼玉生まれ.名古屋大学大学院情報科学研究科博士課程で,情報デザイン,視覚教育の視点からイメージについて研究し,アプリケーションの開発をおこなっている.
・Villavicencio Paul(ヴィジャヴィセンシオ パウロ)
1978年キト(エクアドル)生まれ.名古屋大学大学院情報科学研究科博士課程で,知識支援システムについて研究し,テキストをもとにした視覚的なインターフェイスの開発をおこなっている.

RIPPLE