
愛知県児童総合センターは、1996年の開館以来、「アートと遊びと子どもをつなぐプログラム開発」として、子どもたちがアートを介して、五感を駆使し、新たな《人・環境・素材・発想》と交流する「遊具」や「遊びのプログラム」を全国公募してきました。私たちがアートに着目したのはアートに内在する、固定観念を問い直し自由に発想し表現する姿勢が、子どもの成長の力となる[遊び]と多くの共通点を持つと考えるからです。2007年からは、「アートと遊びと子どもをつなぐメディアプログラム」として、子どもたちをキーボードやディスプレイに張りつけてしまうのではなく、むしろそこから開放し、汗をかきながら、身体全体で現実の新しい世界に主体的に関わっていけるようなメディアプログラムを全国公募しています。
今年も、全国から33の提案をいただき、審査委員会によって「汗かくメディア賞」が決定しました。今回、2008年の「汗かくメディア賞」3点を公開展示します。愛知発「世界で初めての遊び」を体験してください。
公開展示の写真を追加しました。
オトマキ
エレファントさん
愛知県児童総合センターのチャレンジタワーに登り、高いところから「オトマキ」を落として、音を聞いて楽しみます。いろんな落とし方をすることで、ひとりでもみんなでも遊べます。
どこからどんなふうに投げたら面白いか、参加者が考えながら遊べる作品です。
プロフィール
ウエヤマトモコ、小林桂子、はしもとともこにより2000年から活動を始める。デジタルメディアの楽しみ方やリテラシーをテーマにしたワークショップを制作し、各地で開催。また、デザイン、ウェブ、サウンド制作、映像制作などのデジタルコンテンツ制作も行う。
音玉—ontama—
奥田伸二さん+安積亜希子さん
『音玉』に向かって話しかけたり音を聞かせたりすると,その音が録音されます.そして,弾ませたり,投げたり,転がしたりすると,録音された音が再生され,それと同時に光ります.『音玉』を使って様々な遊びを創造しましょう.
プロフィール
奥田伸二と安積亜希子は中京大学大学院情報科学研究科在学中である.奥田は歩行リハビリ支援システムをはじめとする電子工学を研究し,安積は作品制作を通してメディア・アートを研究している.今回が2人の初のコラボレーション作品となる.
数の顔写真
呂ひろしさん
デジタルカメラで撮影した写真を256の正方形に分割し、それぞれの正方形の明るさが表に数字でプリントされます。数字ごとに大きさの違う正方形を表の順番でならべると、顔が見えます。コンピューターを使って、数と写真の不思議な関係が体験できます。
プログラム実施日
平成20年9月13日、14日、15日、20日、21日、23日
午前11時からと午後2時30分からの1日2回実施
各回、小学生以上の子どもと親 5組(当日受付)
プロフィール
1986年生まれ。名古屋市立大学芸術工学部デザイン情報学科在学。研究テーマは情報の視覚化、およびその科学的応用(サイエンティフィック・ビジュアライゼーション)。
2007年受賞作品
なないろクレヨン
村上泰介 さん
身のまわりにあるさまざまなものから、クレヨンを模した特殊な装置で色を採取するという行為を通して、現実空間の色が情報としての色に変わる瞬間を体感します。
プログラム実施日
平成20年9月20日、21日、23日
プロフィール
1969年生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科卒業。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー卒業。現在、愛知産業大学造形学部デザイン学科講師。


