2015年5月24日(日)晴天のもと、今年第1回のACCC(あいちこどもクリエイティブクラブ)『土どろウォーキング』を実施しました。

小学校1年生から小学校6年生までの子どもたち17名が参加しました。お父さんお母さんとはセンターで別れ、子どもたちとスタッフだけで歩いて愛知県陶磁美術館をめざします。

 

普通に歩けば30分たらずの道のりですが、『土どろウォーキング』では道中にあるさまざまな「土」を採取しながら進みます。

順番に土を採取しながら、「この土さらさら」「ここはかたい」「なんでキラキラしてるの?」「上のほうは熱いけど、下の方はひんやりしてる」と色々なことを発見していきます。

「佐藤さん、佐藤さん、この土みて!」「どうして筒が曇ってるの?」と、子どもたちが常にまわりを囲んでいるのは、愛知県陶磁美術館の学芸員佐藤一信さん。土とやきものの専門家として参加してくれました。子どもたちがみつけた土や石、植物などをきっかけに、どうして土が粘土になるのか、どうして丸い石がいっぱいあるのか、丁寧に説明してくれました。

子どもたちも佐藤さんの話を聞きたくて、みつけたものを見せに行きます。

採取した土は透明の筒に入れていきます。だんだんと土の層ができていきます。

およそ2時間かけて愛知県陶磁美術館に到着。

最後に美術館の敷地にある「秘密の土場」に案内してもらい、土の層がむき出しになったところから粘土質の土や、鮮やかなオレンジ、赤の土を見つけました。土を入れた筒もいっぱいになりました。

 

一息ついたあとは美術館にある作品をみにいきます。

大きな陶壁の作品や、小さい作品がいっぱいあつまっているものや、丸や四角のかたちの作品、本を焼いたできた作品など、土をみつけるときと同じように興味を持って、自分たちで気になる作品をみつけて鑑賞を楽しみました。ここでもみつけたことをスタッフに教えてくれたり、子ども同士でどうなってるのか考えてみたり、いろんな姿勢でみてみたり、子どもたちはエネルギーに満ちていました。

 

達成感を味わいながら再びセンターへ帰ります。

筒にあつめた土は色や細かさ、質感によってたくさんの層にわかれていて、センターから美術館までの道のりに、さまざまな土があることがわかります。暑い中でも興味が切れることなく、土をみつけ、さわり、感じることができました。

第2回目のACCCもお楽しみに!!!

※第2回ACCCについては、登録メンバーの方にメールでご連絡いたします(メンバー登録は終了しています)。